会社の健康診断で引っかかったので、経過をまとめておきます。
<まとめ>
2022/11/8 会社の健康診断。肝臓の各値が異常。
2022/12/26 複数回の検査の結果、肝臓の各値がほぼ正常値に戻っていた。
大学病院曰く「11月頭に内科で処方された漢方が身体に合わなかったのでは。一時的なものなので、今後は問題なし」とのこと。
<詳細>
◾︎11/15
健康診断の結果が悪い(肝臓)
突然なんですが、肝臓の値が悪いので検査をすることに。
33歳で初めて健康診断に引っかかりました。
ます今日(11/15)、会社から電話がかかってきて、
「先週11/8の健康診断で、肝臓に関する値が異常なので、速やかに近所の内科か消化器科で検査を受けてほしい」とのこと。
「ALT 277 AST 128 γ-GTP 185」という値で、
ググってみたら確かに三つとも基準値を超えている。
特にALTというのは~44までが基準との事で、大幅に超えている様子。
※ちなみに去年は何も引っかかっていなかった記憶
奥さんも心配してるし、育休中で時間もあるので、本日、駅前の消化器科の病院Hに行くことに。
色々問診されたけど、
「お酒も飲まずにこの値になる理由が分からない」とのこと。とりあえず採血され、金曜日に結果が出るとの事。
要するに、まだ何も分からない。
・ネットを斜め読みすると、
>ASTとALTどちらの数値も高い場合、急性肝炎、慢性肝炎、脂肪肝、肝がん、アルコール性肝炎など肝臓の病気が疑われます。
>高いγ-GTPには、アルコール性肝障害以外にも、慢性肝炎、胆汁うっ滞、薬剤性肝障害が疑われます。
肝臓 | 検査値の解説 | 健康年齢 (kenko-nenrei.jp)
とのことだから、ざっくり「肝炎」の可能性が高そうだ。
そういえば一か月ほど前から食欲不振なのよな。腸炎のせいだと思っていたんだけど……。
>日本では、肝炎の多くがウイルス性肝炎だと言われています。
肝炎って? - 神奈川県ホームページ (pref.kanagawa.jp)
とのこと。C型肝炎とか、聴いたことあるなあ。
すぐに入院だとか、そういう事にならなそうな予感。
慢性肝炎だと、「長期間にわたり軽度の肝障害が続く。徐々に肝臓が繊維化し、肝硬変や肝がんに至ることがある」とのこと。
※感染予防ガイドライン
825745.pdf (pref.kanagawa.jp)
まあ、健康診断で発見できてるんだから早期発見できているのかな?
とか色々考えたけど、病気についてはあらゆる予測があんまり意味が無いんだよな。人間が病気を制御できるはずがないので。
黙ってお医者さんのいう事を聞く以外に出来ることは無さそうだ。
・以下、体調不良について感じたこと。
・独身時代だったら「もう死ねるの? ラッキー!」くらいに思ってたけど、さすがに今は、「自分が死んだら娘と奥さんが不憫だな……」と思うようになった。
・まあマンション購入時に最低限の保険には入ったし、義父も資産があるようだから、二人が貧困にあえぐことはないだろう。
・家族のことを抜きで考えれば、もう鬱々と考えながら生きるのも本当に飽きているので、ここらでスパっと終わるのも「救い」だなあ、という気持ちもある。
まあネット情報によれば、すぐ死んだり入院することはなさそうだけど、食事制限とかあったら嫌だなあ。人生が更に不毛になる……。
・今は大きくて安定した会社で働いているのだけど、「身体壊した人が良く閑職」が沢山あるので、ここに就職してよかった。
ひとまず通勤できている限りはクビになることはなさそう。
>肝炎ウイルスが体内に入る(汚染)と肝臓で増殖(感染)し、潜伏期間(2~12週間)を経て「全身の倦怠感」「食欲不振」「悪心・嘔吐」などの症状が現われます(発症)。さらに、眼球の白眼や皮膚が黄色くなる(黄疸)が出現する場合もあります。これらの症状が発現したのが「急性肝炎」です。
>C型肝炎の場合、この急性肝炎の症状が他の型のウイルスによるものよりも軽く、またまったく症状が出ないこと(不顕性感染)も多いのです。このため、「キャリア化」する場合が多く、「慢性肝炎」にもなりやすいとされており、感染した人の約70%が慢性化するといわれています。
>肝炎がひどくなると、肝硬変や肝がんへと進行することもあります。
肝炎の現状について説明します【公益財団法人ウイルス肝炎研究財団】 (vhfj.or.jp)
◾︎11/18
再び近所の消化器科へ。
「肝臓の値が悪いのは確かだが、原因が分からないので、大学病院に行ってください」とのこと。
→ 月曜以降にまたこの病院に来て、紹介状を受け取る。
【詳細】
血液検査の結果、やはり肝臓に関する値が悪い。
ただ、他の関係する値は問題ないので、ウイルス性肝炎ではなさそうだし、すい臓も問題なさそう。
漢方の可能性も考えたが、処方から2週間経ってるので影響が出るとは考えにくい。
超音波エコーも見たが、肝臓に問題が見当たらない(脂肪肝でもなさそう)。
◾︎11/21
肝臓の件で大学病院へ。
・先日よりお伝えしている「肝臓の値が悪い」件で、地元の病院から招待状を受け取り、その足で新宿にある大学病院へ。
結論から言うと、「今日は別フロアで採血して帰って下さい。11/25にエコー検査をして、12/5に結果発表をします」とのこと。そうですか……
でも血液検査もエコー検査も先週やったし、なんか結局原因不明な気がしてきた……。
・大学病院というものにほぼ初めて行ったのだけど、あまりの広さと混雑にくらくらしました。区役所みたい。
受診まで二時間待ったし、周囲の人々も(当たり前ですご)元気なさそうで、なんかもう行きたくないな……。 晩年は毎週のようにこういう所に通う人生なのかな。憂鬱だ……。
◾︎11/25
・今日はまたまた肝臓の検査ということで大学病院へ。
まず10時予約だったのですが、9:40くらいに一階に着いたら、再受診の手続き
お腹に超音波エコーを当てられ、「見た目上は問題ないですね」とのこと。
またですか……。
なんか「異常の原因が分からない」と言われるのにも慣れてきました。
次は12/5に精密な血液検査の結果が出るのですが、結局分からずじまいで終わる気がしてきましたね。
自覚症状も無いし、それで良いんですけど。
◾︎12/5
・精密検査の結果発表があったので大学病院に行ってきました。
結論、「原因不明。値が正常化しつつある。問題なさそう。時間を空けて12/26に再検査して、問題なければそれで終了ということで」とのこと。
11/8→「ALT 277 AST 128 γ-GTP 185」
11/21→「ALT 107 AST 52 γ-GTP 88」
「6回病院に行って結局何でもなさそう」という事に付いて、正直言って、徒労感と苛立ちを覚えました。
別に何に苛立っているという訳でもないんです。健康診断の受託会社も、近所の消化器科も、大学病院も、なすべき仕事をしてくれただけなんです。
では僕の苛立ちは何なのかというと、結局のところ健康(病気)の気まぐれさ、理不尽さみたいなものに対する悔しさであり、つまり「生きることのちっぽけさ」そのものなのだと思います。
自分(の健康)が呆気ないものであり、理不尽であり、制御不能であり、努力や献身で何ともならない、儚いものであるということに、悔しさを覚えているのでしょう。
でもそういったやり場のない怒りを抱えているのはしんどいから、一部の人は「医者は詐欺師だ」とか、「科学は信用できない」とか、「体制が悪い」とか誰かのせいにして安心したいのでしょう。
でも実際には、誰のせいにしたところは人間はあっけなく死ぬのだし、意味もなく苦しむのです。
僕が今回支払った不安感も、時間も、治療費も、何の意味もないものでした。それが悔しいのでしょう。でもいつかは、このちっぽけさも受け入れなければならないのでしょう。
◾︎12/12
・会社から電話連絡があって、肝臓の値が悪い件、任意の再検査があるけどどうする? 独自で病院に行っているなら不要だと思うが」と連絡あり。「独自で行っているので不要です」とお答え。
◾︎12/27
・またまた大学病院へ。
血液検査の結果、「数値が落ち着いている。恐らく健康診断前に飲んだ漢方が身体に合ってなかっただけだと思われる。今日からは普通に暮らして宜しい」とのこと。
AST39、ALT57、γ-GT42。前2つは若干許容範囲外。
前に予告された通りの内容だったので、特に感慨もなく大学病院をあとにしました。
◾︎おわりに
そういう訳で、「肝臓の値の異常」の話はこれでおしまい。
結局何でもありませんでした。気苦労だけでしたね。やれやれ……。どっと疲れました。
今後は念のため、漢方は控えようかな、と思います。
どなたかの参考になれば幸いです。