※未見の方はご注意ください
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映画『君たちはどう生きるか』おわり。
戦時下、疎開先で謎めいた世界に迷い込む少年の話。公開まで内容秘匿という宣伝が話題だったが、まあジブリなら何をどう宣伝しようが(しまいが)あまり関係がないのかな、と思う。
内容は、かなりぶっ飛んでいる。いわゆるファンタジー的世界に迷い込むのだが、その世界の描写がかなり独特で、素直に美しさに打たれる前に、疑問符が沸いてしまった。世界の説明が終盤まで無いのも不安を煽る。
結局この映画の評価は、あの世界を愛せるかどうかなのではないか。感性の鋭い幼児の方がむしろ好きな映画かもしれない。
主人公の選択で一つの世界が崩れる(または崩れない)というのは、セカイ系っぽいというか、ゲーム的リアリズムも感じた。つまり、82歳の監督が作るにしては今時っぽい発想だなと。
序盤は戦時下の自伝小説のような雰囲気で、ファンタジー世界とのギャップも凄いのだけど、この序盤は主人公の人となりを説明する上で必要な長さだったと思う。あくまで主人公の成長譚なのだ。
「あの世界が宮崎駿監督の〇〇のメタファーで〜」みたいなメタ的考察は無粋な感じがするので控える。
2023.7.16日
・日記。
・午前は奥さんが一人で『君たちはどう生きるか』を観に行っていて、僕は娘(1歳)と留守番。
夜は代わりに僕が一人で観に行った。
・朝から終始体調が悪く(風邪気味)で、ぐったりしていた。ただ娘も暇そうに見えたので、到着した子供用の椅子を組み立てたり。
・ネットをダラダラ見ちゃうのも嫌だなあと思いdマガジンで雑誌を漁ってみるなどしたが、それもそれほど面白くはない。
しかし何にせよ、ネットおよび雑誌の「速報性」は(自分には)面白いようだ。
だから何か、自分が興味を持っている事柄の雑誌を読むのが良いのかな、と思うのだけど。
・映画の感想は上記の通り。
僕は本当に人生に悩んでいるので「どう生きるべきか知りたい」と思って映画館に来たけど、そういう映画ではなかったですね。