今日は疲れている。
ずっとエクセルに向かい合っていたからだ。
とは言え、頭を使っていたわけではない。以前作った方法論に則り、ずっと単調作業(値の切り貼りなど)を行っていた。
で、こういう単調作業の勤務も意外と悪くないかもな、と思ったので今日はそのことを書いておく。
仕事は、内容で二種類に分けられる。
「方法を考える作業」と、「方法に則り行う作業」だ。
これは、頭脳労働/肉体作業という分類とも少し違う。
ルールに則り文書を作成したりすることも後者に入るからだ。
それぞれの例を書いておこう。
【方法を考える作業】
・飲食店のメニューや整備を考える
・文書のフォーマットを考える
・実験の条件を考える
【方法に則り行う作業】
・飲食店で調理をする
・フォーマット通りに文章を書く
・実験を行う
世間一般として、「方法を考える作業」が上位とされることが多いのは知っている。給料の取り分が多いことも知っている。
しかし、単純に自分が行うと考えた場合には、「方法に則り行う作業」もそう捨てたものではない。
メリットとして、「方法に則り行う作業」は精神的な負担が少ない。
何故ならリスクが小さいからだ。
何かを決定する必要がないので、作業内容が間違っているということが無い。
言われた通りやりさえすれば良い、というのは、かなり精神に優しい。
また、達成感も得やすい。
肉体的疲労も達成感に繋がるし、単調作業は成果が数字で現れやすい(書いた文字数とか、運んだ荷物の数とか)。
そして「方法を考える作業」と違って、全てが無に帰すことはほぼ無い。
以上のような理由から、今僕が(単にエクセル上でデータをいじっただけで)満足しているように、「方法に則り行う作業」も仕事内容としてかなり有用なのではないか、と思った。
何故このようなことを考えているかというと、何度か書いているように、僕が来年以降「工場勤務」か「研究所勤務」かを選ばねばならないからだ。*1
一般的に研究所勤務が花型であり、そちらを選ぶべきなのだろうが、「方法を考える作業」というのは精神的にきつい所もある。
ちょっと最近(ここ1年位)は疲れ気味なので、気軽に達成感が得られる「工場勤務」を選ぶのもアリかな、と少し考えているのである。
実際にどちらを選ぶかは……まだ決まっていない。来年までにどちらかに収束するだろう。せざるを得ない。
*1:「工場勤務」=「方法に則り行う作業」というのは弊社内で適用される図式だ。他の会社は知らない。念のため。