◯この記事について
私が今まで、資格試験(暗記系、法律系)で行ってきた勉強方法の備忘録です。
自己流ですが、どなたかの参考になれば幸いです。
◯勉強モチベーションの維持方法
まずモチベの保つためには、
「合格した方が、後で楽できる」
と考えるのが有力。
『楽』というのは、稼ぎが上がるとか、自慢できるとか、プライドが守れて心構え落ち着くとか、受かったらもう勉強しなくていいとか、達成感を得られるとか、何でもいい。
「合格しなきゃいけない」「合格しないと恥ずかしい」等の考えは、ストレスになるので控える。
実際、生きていく上で受からなきゃいけない試験なんて無い。
「受かった方がお得」な試験があるだけ。
◯勉強前の事前調査
試験の日程、申込方法、試験内容(範囲)、問題形式、合格点、専門参考書の有無、過去問などを調べ、まとめておく(メモしておく)。
調査では、公式情報(公式サイト、公式通知)にあたること。
web上の情報は疑わしいので参考程度。
匿名掲示板は、間違った情報・ネガティブな情報が多いので、余程のことがない限り見ない方が良い
◯用意するもの
・テキスト(参考書)
その試験専用のテキストを選ぶ(試験内容にぴったり合っている保証があるため)。
専用の参考書がない場合は、その分野の似た参考書を買うことになるが、「試験範囲に合っているか」を調べて購入。
候補が複数ある場合、その中で一番内容が詳しいものを選ぶ(辞書的に使うため)。
要点だけまとめたような簡易テキストは、無くても良いが、サブテキストとしての購入はOK。
・過去問(なければ問題集)
努力して過去問を入手する。
過去問は、問題の「内容」「問題形式」「問題数」「難易度」などを知る(体感する)上で重要。
どうしても過去問が手に入らない場合や、過去問をやりつくした場合は、問題集を購入。
問題集も、その試験専用のものを選ぶ。
専用の参考書がない場合は、その分野の似た参考書を買うことになるが、「試験の範囲・難易度に合っているか」を可能な限り調べて購入。
問題集の候補が複数ある場合、「頻出の問題」に絞った問題集を選ぶ。
(=問題数が多い書籍より、重要問題だけをまとめた書籍を選ぶ。
使い終わった後、その書籍だけで不十分だと感じれば、後から二冊目の問題集を使う)
◯勉強方法
毎日、以下の(1)〜(4)を行う。
(1)テキスト読み
一日5〜30分程度、テキストを読む。
(かける時間は、自分の生活において可能な時間に調整)
初回は、内容を大雑把に把握するため、目次のみに目を通す。
目次に分からない単語があったら、テキスト本文やネットで調べ、書き込んでおく。
目次に目を通した後は、頭からテキストを読む。
時間をかけてじっくり読むのではなく、後述の「マーカーを塗った箇所」を重点的に、要点だけ読むよう心掛ける。
(どうせ読むだけでは覚えられないので、軽い気持ちで読む)
テキストが長大で、到底一日で全て読み終わらない場合も、ひとまず決めた時間でその日のテキスト読みを止める(他の作業もあるため)。
しおりを挟み、次の日は続きから読み始める。
そして最後まで読み終えたら、最初に戻って読み返す。これを繰り返す。
マーカー部分を全て覚えてしまった場合は、じっくり読んでも可。
※読み方について。
紙の参考書なら当然そのまま読む。
データの場合、wordやevernoteなど、マーカー機能がある形式で保存し、読む。
また、dropboxなどのクラウドに入れておけば、パソコンからもスマホからも読める。
(基本はスマホパソコンの方が肩が凝らなくて良いが、出先でスマホでも読めた方が良い)
※説明の都合上、「テキスト読み」を(1)にしたが、暗記は一日の最後(寝る前)にした方が記憶が定着するという話もある。自分に合った方法を。
(2)新しい問題を解く
1日5問程度、新しい問題を解く。
(問題数は自由。無理のないように自分で設定)。
・解いた後は、問題番号の上に、日付と正誤を書く。
(例)9/1◯ 、9/1×、9/1△(まぐれ当たり)
・間違えた問題は、解説を読んだ後、(1)で読んでいるテキストから、該当説明箇所を探す。そして、強調するためマーカーを引く。
このように、単に各問題の解説を読むだけでなくテキストの該当箇所を探すことで、独立した知識ではなく一繋がりの知識になる。
※前述の通り、このマーカーを引いてある箇所を(1)で重点的に読み返すことになる。
テキストが長大な場合は、マーカー箇所が一目でわかる様に付箋を貼っておくと良い。
もしもテキストに「該当箇所」がない時は、テキストの余白(内容的に近いページ)に、手書きで覚えるべき内容を追記しておく。
テキストを読む時は、この追記箇所も重点的に読み返す。
また、自分で考えた語呂合わせや、覚えておきたいメモなども書いておく。
※暗記には語呂合わせが有効
なお、既にマーカーが引いてある箇所を再度間違えた場合は、(可能なら)更に強調する。(追加で赤いアンダーラインを引く)
また更に間違えた時は、(可能なら)赤線で囲うなど更に強調する。
・最後に、用意した白紙のメモ紙(復習計画メモ)に、次に解くべき日を記入。
初めて問いて間違えた問題は、次に解くべき日は「一日後」。
初めて問いて正解した問題は、次に解くべき日は「二カ月後」。(自信あるなら2度と解かなくてもOK)
(例)9/1に5問解き、問題1、4、5を間違えた場合
→ 復習計画メモ:9/2(問題1、4、5)、11/1(問題2、3)
1日約5問を続けていくにあたり、1つの単元だけを何十日も続けてやるのではなく、数日かけて「過去問一回分」となるよう、色々な科目を並行して進める。
(例)「科目Aが10問、科目Bが10問」というテストだったら、
「1日目は科目Aを5問、2日目も科目Aを5問、3日目は科目Bを5問、4日目も科目Bを5問」
と解く。これにより「過去問一回分」となる。
5日目以降もこれを繰り返す。
こうすることで、「過去問一回分」が終わるごとに、「現時点で取れる点数(自分のいる位置)」が分かる。
この点数の推移がモチベに繋がるし、また「今のやり方で合っているか」のチェックにもなる。点数がずっと上がらないようなら、勉強法の修正も検討する。
また、いくつかの科目を並行して勉強した方が、記憶の定着に良いらしい(いわゆる「交互練習」)
(3)過去に間違えた問題を復習する
毎日、前述の「復習計画メモ」を見て、今日解き直すことになっている問題を解く。
間違えた時は、(2)と同様、テキストの該当箇所にマーカーを引く。
その後、「復習計画メモ」に「次に解く日」を記入。
※「次に解く日」は以下のルールで決める。
間違えたら、次の日にまた解く。
間違えた次の日に正解したら、次はその3日後に解く。
また正解したら、次はその7日後に解く。
その次はその15日後、30日後、45日後、2カ月後に解く。
途中で再度間違えたら、「次の日にまた解く」からやり直し。
※1/1間違えた→1/2正解→1/5正解→1/12正解→1/27正解→2/27正解→3/27正解→5/27正解→(その後は2ヶ月おき)
※ 「3日後」「7日後」などの日数は目安(個人差あり)。
各自、自分の生活や、記憶力を鑑みて設定(調整)すべき。
一般論な忘却曲線理論だと、間隔がもっと広いものも紹介されているが、私は個人的な記憶力の問題で、これくらい復習しないと忘れてしまうことが分かったので、色々調整してこうなった。
※「その後は2ヶ月おき」のせいでどんどん復習量が増加してしまう。もう覚えたと思ったら、それ以上解かなくても良い。
(4)遅れの調整
突発的な用事が舞い込んだりして、(1)~(3)が出来ない日もいずれ来る。
計画はそもそも計画通りにはいかないと思った方が良い。
なので、最初から計画に以下のようなリカバリを考えておく。
(例)昨日までに出来なかった(溜まっている)復習を、毎日5問ずつやる。
→5問は一例。ただし、遅れを一日で取り戻そうとするとしんどいので、少しずつ取り戻す計画を立てる。
(例2)余裕がある時は、明日の分もやってしまう。
→(1)と(2)は、前日に前もってやってしまってもOK。次の日に楽できる。
(3)の復習は、あんまり早くやると復習にならないので、非推奨。
・どうしても計画通りいかない時は、計画を立て直す。
→一日5問から3問に変える 等。
計画が崩れた時、大事なのは「後悔・反省・努力すること」ではなく「原因を考えて次に活かす」方が得。
(おまけ)休憩の取り方
・「30分勉強して、30分休む」が良さそう。
(体力等に依存すると思うので、自分に合うやり方を試す)
・途中で疲れても30分は勉強する。
30分経ってもまだ出来そうな時は、延長して勉強してもよい。
・休憩は、「頭を休める」「座りっぱなしの身体をほぐす」が目的。
一番は、頭を使わない作業(家事など)をするのがおすすめ。特に皿洗いや掃除は、部屋が綺麗になるのでおすすめ。後は買い物とか食事とか。
もちろん何かして遊んでもいい。ただし、同じ机で過ごす(同じ体勢で過ごす)のは非推奨。
また、疲れたなら寝ても良い。
ちなみに、30分以上勉強した時も、休憩は30分までにする(休みすぎるとモチベが切れるので)。
◯おわりに
以上です。
あくまで自己流で、自分用のメモですが、どなたかの参考になれば幸いです。
何か不明瞭な点などあれば、コメント欄等でご質問ください。