kenpi20の灰色マインドマップ日記

にわか作家志望(某メーカー研究職、新入社員)による、現状把握・思考整理

【日記】 帰宅中の環境音を録音して、自室で聞く


最近少しだけハマっていた暗い趣味の話。

それは、
「大学を出て家に到着するまでの環境音を全て録音して、家で聞く」
というものだ。


きっかけは、iPhoneに録音アプリがあることを知り、それを試したことだった。

会話の内容はもちろん、講義の音声も録音できるほどの精度を持ったものだ。

 

で、僕は出来心で、帰宅途中の街の音を録音してみた。思いのほか鮮明に録音されていて、電車内の会話まで微かに聞き取れた。*1

それを通して聞いてみると、面白いことに、歩行中の環境音から、大体どの辺りの道を歩いているのかが分かるのだ。

例えば、信号の音とか、店の呼び込みとか、地面の材質などで、大体の位置が推測できる。それが面白い。

 

修論を書いている時期、僕は家で黙々と作業することが多かった。
特に、エクセルへの打ち込みのような、単調作業も結構あった。

そんな時に、録音した「帰宅時の環境音」を聞く。

すると不思議なことに、「家にいる」という感覚よりも「帰宅している」という感覚のほうが強くなってくるのだ。

つまり、パソコンの画面や部屋の空調等といった情報よりも、環境音のほうが"位置情報の自意識"に強く影響を及ぼしているということになる。

 

家で作業をしながら、僕は道を歩いている感覚を味わう。

交差点を渡り、信号待ちをして、電車を待ち、各駅停車の電車に揺られる。
そして最寄り駅を降り、とぼとぼと夜道を歩いて、がちゃりと玄関を開け、階段を登り、自室のドアを開ける……。


振り向くと、背後に誰かが立っているような気持ちになる。

 

 

*1:一見犯罪的だが、調べてみたら犯罪ではない模様。いやはや。