また落ち込んでいるので暗い話になって恐縮だが、気分の上がり下がりの話。
個人的な感覚だが、気分の上がり下がりというのは、水面に似ていると思う。
水面が静かな時が「気分のいい状態」で、水面が乱れている時が「気分の悪い状態」だ。
静かに水の中を歩いている時は、水面は静かなままだ。
でも、ちょっと体勢を崩したり、急ぎすぎたり、また外から波が来たりすると、水面はたちまち乱れて、何だかよく分からなくなってしまう。
それと同じで、僕にとって精神はとても乱れやすいものだから、毎日そうならないように、気をつけて、ゆっくりと足を踏み外さないように生きている気がする。
つまり、「気分のいい状態」が定常状態なはずなのだけど、その状態が乱れる要因がとても多い、ということだ。
でも、そうやって気をつけながら大人しく生きている事自体が疲れるわけで、いつか足を踏み外すのは必然だ。そうして時たま、ずーんと気分が沈む。これは避けられない。
結局、大人しく生きていると疲れるし、波風が立つと疲れるし、結局どうにもならない気がする。
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以上の話を少しメタ的に捉えてみる。
上の水面の例は、おそらく、我が家の家庭環境とほぼ同値だ。
僕の母親は感情派で、僕の言動が気に入らないと急に怒りだし暴言を浴びせてきた。
そうなる条件はかなり理不尽だったが、僕は幼いなりに「母が怒り出すポイント(法則)」を考え、それを避けて生活を行っていた。
そう、つまり「水面を乱さないように」生活をしていた訳だ。
そういう生活をしているうちに、僕の中で、「何かを行う」ということ事態が「風波を立てる」というネガティブなイメージを持ち、
何もしないで静かにしていることが最善である、という価値観を持つに至ったのだと思う。
成人した今では、この価値観が極端なものだということに気付いているが、やはり何かをする(外出する、等の些細なことも含めて)に関して異常にストレスを感じるのは、おそらくそういうことなのだろう。
まあ、自覚はしているので、今後その「正しいと思う方」に改善されていけばいいと思う。
書きながら、気分が沈んでいるので思考力が減衰しているな、と思った。
くらくらしてよく分からない。「なにか言っているな」くらいに思ってください。