精神科の先生と相談して、抗うつ剤を辞めることにした。
計一週間の投薬だった。短すぎて、効果が出る前だった。
先生の意見はこうだ。
「貴方の場合、問題ははっきりしている。そして、親と距離を取るべきだということも理解している。
だから、投薬が必須という訳ではないと思う。辛いなら続けてもいいが、副作用(便秘や睡眠障害)も出ているようだし、好きな方を選んでいい」
そう言われて、僕は投薬を辞めた。
カウンセリングの先生(別の人)は、僕の現時点での気分の落ち込みを不安視して精神科への推薦状を書いてくださったのだが、とりあえず僕は「ひとまず大丈夫だろう」という自己判断を下した。
耐えられなくなったらまた精神科に通おう。
(※本音を言えば、副作用の問題の他に、親の目を盗んで精神科に通うことの煩雑さや、費用の問題も頭にあった)
そういう訳で、またしばらくはカウンセリングだけをして生活をすることになる。
状況は振り出しに戻った……と、見せかけて、そうでもない。
実は、事態はかなり好転している。
まず、(これらは狙ってやった事ではないが)、精神科への推薦状の存在がある。
この推薦状には、かなり詳細に親子間の問題について書いてあり、今後親子間で衝突(法に絡む問題)が起きた際、僕の強い味方になるだろう。
「精神科を受診した」「抗うつ剤を処方された」という事実もそうだ。これらの事実は、僕の"親の扶養義務"を著しく薄めるだろう。
親子の縁は確実に薄まりつつある。
また、学費に関しても、時期的に全ての学費が納入されている。その件で脅しをかけられる事はもう無い。
極端な話、また「今すぐ出て行け」と言われても、バイト代を今以上に稼げば生きていける。
現実的な課題としては、①卒業までの日々を耐える ②一人暮らしに向けた軍資金を貯める の2つくらいだ。
4月までの毒は、あと249日。
僕はまだ生きている。
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