そういうわけで、精神科を初診して、抗うつ剤を頂いた。
「辛くなった時にだけ飲む、お守りのような薬」が欲しかったのだが、そういうものではない、ということを学んだ。
※本ブログには、いかなる医学的知見も含まれていません。この記事を参考に、医者への相談なしに投薬する等といった行為はおやめください。
昨日は傍目から見ても分かるくらいに気分が悪く、そのためにカウンセラーの先生は「すぐに精神科に行ってこい」と仰っていたわけだが、
今日の気分の沈みはそこまでではなかった。
それが関係してか、精神科の先生はあまり僕の現状を重く見てはいないようだった。
(もちろん先生を責めてなどいない。あちらの判断を常に優先していく)
精神科の先生は寡黙な痩せぎすの中年男性で、愛想が悪く、ぶっきらぼうだった。
僕は安心した。そういう人が好きなのだ。
先生の意見はこうだ。
「あなたの場合、原因がはっきりしているし、薬を出さなくても良いと思う。ただ、今本当に日々が辛いというのなら、試してみても良いかもしれない」
薬を強制しない点が、ますます気に入った。
どうやら投薬は必須ではなさそうだったが、僕は迷った末に薬を受け取った。
最初の薬は、「パロキセチン 10mg ×7日分」だった。
僕は「辛くなった時にだけ飲む、お守りのような薬」が欲しかったのだが、
どうやら抗うつ剤というのは即効性があるわけでもないらしく、また心身の変化を見るためにも一週間毎日飲んだほうが良さそうだった。
(最終的な飲み方は任せますが、とのこと)
パロキセチンについて、薬の専門書を買って調べたかったが、値が張るのですぐには買えなかった。
とはいえネットの情報を鵜呑みにするのは嫌だ。そう思いながら検索してみた。
案の定、情報が錯綜していた。
「効果が非常に強い薬」とある一方で、「ほとんど効果が無いことが示された」とか、「副作用が恐ろしい」とか、「比較的副作用は薄い」とか、もうめちゃくちゃである。
やはりインターネットを信用してはならない。
どこかのタイミングで専門書を買おうと思う。
今のところ断言できそうなのは、
「パロキセチンはメジャーな抗うつ剤のひとつであり、効果は個人によりまちまちだ」という事くらいだ。
今日1粒飲んだが、今のところ何の反応もない(当然といえば当然だが)。
つぶさに観察していこうと思う。
最後に、効果が出る前にここで断言しておく。
もし僕が自殺を決行したとしても、それは薬の影響ではない。
何故なら、投薬前から自殺未遂を試みていたからだ。
僕のブログと行動から、薬に対する偏見が生まれなければ幸いである.
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