kenpi20の灰色マインドマップ日記

都内で暮らす会社員のライフログ、現状把握、自己分析

【日記】 ハイゼンベルクに鼻歌を

 

恥ずかしながら、今日はかなり忙しい。
 
原因は色々あるが、色々な原因が重なったのが原因、というのが正解かもしれない。
 
 
僕が忙しくなるパターンは、いつも同じだ。
 
まず、〆切が決まっていての空いた時間に進めていく「長期型タスク」が大きくある。
この〆切は若干遠いので、その日までこなせるスケジュールを大まかに考えておく。
 
そのまま順調にいくと思いきや、
突発的に、一定時間を拘束される「短期型タスク」が入ってくる。
これのほとんどは小難しい要件ではなく、洗濯機が壊れたから買いに行ったり、家族が怪我をして介抱したり、誰かと電話がしなくなったり、そういうことだ。
 
 
「長期型タスク」をあと10日で仕上げようと思っているところに、
「短期型タスク」が3日分入ってしまったので、結果として「長期型タスク」を7日でこなさなければなさない……という手順で、忙しくなるのだ。
 
もちろん、そんなことは予測しておいて、最初から7日間でこなせるようなスケジュールを組むべきだろう。
 
が、同じこの世界を生きている皆さんならお分かりだと思うが、
「短期型タスク」はランダムかつ無慈悲に降ってくるので、予測が出来ないことは往々にしてある。
(下手をすれば、10日のうち10日すべてが短期型タスクで埋まることさえ、この世界ではありえる)
 
 
逆に言えば、そのランダム性こそがタスク処理の、ひいては人生を過ごすことの醍醐味なのかもしれない。
何故なら、この世界の未来そのものが不確定だからだ(=ハイゼンベルク不確定性原理)。
 
 
不確定な世界と決定論的な世界、どちらが好きだろうか。
まあ、好む好まざるに関わらず、ここは未来が確定していない世界だ。
これからもタスク(未来)はランダムに振り続けるだろう。
 
 
世界がそういう仕組みになっている限り、
我々ができることは、その世界のルールを前向きに捉える事だけだ。
 
テトリスだって落ちてくるブロック(テトリミノ)がランダムだからこそ面白いのだ。
神の掌の上で、幸運や不運を楽しんでいこう。
楽しんでやることだけが、善意に対する恩返しであり、悪意に対する対抗策だろう。
 
 
 
……ということを、バイトでランダム性の高い注文をこなしながら考えていた。
どこまでも卑近なこの世界で、僕は神に聞こえるように鼻歌を歌ってやりたい。