ひさびさに単なる日記でも。
今日は休み。漫画を読んでから、趣味の小説を書いて過ごした。
小説は賞に出すつもりで少しずつ書き進めているのだけど、今月中には書き終わる。ようやくだ。ほっとするやら何やら。書き終わったら次のものを書く。
そんな訳で、たくさん文章を書いたので脳みそが疲れていて今日はあまり気の利いたことは書けそうにない。いつものことか。
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「小説を書くのは良い気晴らしになる」これはちょっとだけ嘘。
文章を書くのは疲れる。書く前には「うえー、やだなー」と思う。書き始めるとそうでもないんだけど。
賞に出す、ということは当然、淡い期待が込められている。
この淡い期待は、僕を生存させる唯一最大の存在という訳ではないけれど、それでいて結構重要なものだ。
未来に対する希望。言い換えると、目標。そういうものがないと僕は生きていけない、と思う。
現実逃避かもしれない。というか、たぶんそうだ。
今の仕事(というか研修)は肉体的に辛い。こっちに友達も居ない。平凡でつまらない生活。
また数ヶ月したら環境が変わるけど、それで全てが改善される訳ではもちろんないだろう。
ずっとこれが続くのだとしたら、耐えられない。
それに対する逃避のひとつが、小説なのだろう。
(他には、転職とか、結婚とか? おぼろげに考えたり、考えなかったり)
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僕の勝利条件は何か。
今の会社のお偉いさん。見てもそんなに羨ましくない。今の会社の事業自体にそんなに興味がない。*1
彼らは美味しいものを食べて、周りにデカい顔をして生きていくのだろう。社会に対してもエラそうに出来る。しかしそれも羨ましくない。
以上より、会社で出世することは多分ぼくの勝利条件ではない。*2
(そもそも安定性だけを求めて入ったのだから入った時点で会社には何も求めるものはない。僕の立場は解雇もされない)
でも別に他にやりたい仕事もない。強いて言えば、もっと給料が少なくていいから拘束時間の短い仕事が良い。それで、他の時間に映画や漫画や小説を読むのだ。ははは。これもまあ、そんなに強い希望じゃない。
仲の良い夫婦は……ちょっと羨ましい。しかしこればっかりは、努力して何とかなるものではない。運だ。
僕はほんのちょっとだけ女の子に好かれたことがあるのだけど、彼女たちの言うポイントは、全然意識したことのないところだった。人に好かれようとしても、無意味なのだと思う。
だから僕の人生には当面、目標がない。
下手に「安定」を求めてしまったせいで何もなくなった。
このまま休日が来る度にスーパーの弁当を食べてビール飲んでタブレットで映画見て過ごせばいいのだろうか。それもおそらくそんなに悪くない。むしろ恵まれている。そしてそうしている人も多いだろう。
でも、僕は多分それが嫌なのだ。
だから何となく夢想する。変化を。不安定を。
そしてそれを具体的な行為で「進めて」いないと心配だ。
それが僕にとっての小説なんだと思う。それは本当に、淡い淡い現実逃避だ。
何にせよ僕はこのまま死にたくない(ああ、書いているうちにはっきりそう思えてきた)。
正確に言えば、「このまま生きたくない」のだ。
でも、どう生きたいのかはさっぱり分からない。
全ての感覚が鈍感で、人に会う楽しさも、物語を消費する楽しさも、小説を書く楽しさも、お風呂に入る楽しさも、楽しいのだけど、何だかぼんやりして感じる。
人生の本質ってどこにあるのだろうか。見つけたら分かるものなのだろうか。天地はいつかひっくり返るのだろうか。
ひとつひとつ試してみるしかない。それまでは短期的に自分を慰めつつ、ケアしつつ、何とかかんとか生きていくしかない。
僕にとっての大事なものが見つかるまで。