最近、色々とサボりぎみである。
サボり癖が再発してきた、と言ってもいい。
作業を始める時、面倒になって始められなくなる。
しかし、僕らは経験的に知っているが、
物事というのは、始める時が一番大変で、初めてみると意外と集中できて無理なく進められる。
この、「始めるときに一番エネルギーを使う」という図式は、割と広い範囲で適応出来ると思う。
例えば、化学反応における活性化エネルギーがそうだ。
活性化エネルギーとは、簡単にいえば反応する瞬間に必要なエネルギーで、これは「最終的に用いるエネルギー」よりも大きい。
つまり反応を始めるために、瞬間的に大きなエネルギーが必要ということだ。
また、摩擦力もそうだ。
物を動かし始める時の摩擦力(最大静止摩擦力)は、動かしている最中の摩擦力(動摩擦力)より大きい。最初が一番力がいるのだ。
つまり言いたいのは、最初が一番大変だということだ。
宿題を始める時や、レポートを書き始める時、論文の第一項を書く時が一番大変だ。
入社一年目が一番大変だろう。創作だって最初が一番ハードルが高い。
逆に言えば、それさえ超えられれば続けられる。
一度始められたことは、おそらくもう大丈夫なのだ。
始められたのだから、続けられる。
大丈夫だ。
自分にそう言い聞かせて、鼓舞していきたい。