また恋人さんを泣かせてしまった。
喧嘩をした訳ではない。
僕のカウンセリングや精神科通院の経過を報告すると、我慢しきれずに泣いてしまうのだ。
僕は「大分良くなった」と嘘をつきたいのだが、以前「正直に言ってくれ」と釘を刺されたので、正直に言うようにしている。
その経過報告を聞いた彼女は、僕に心配をかけまいと涙を我慢するが、我慢しきれずに泣いてしまうのだそうだ。
ここではっきりさせておこう。
この件の被害者と加害者は誰だろうか。
答えはとてもシンプルだ。
加害者は、僕の母親。
被害者は、僕と恋人だ。
この前提を、絶対に忘れてはならない。
とはいえ、この前提を崩すことが、母親にとって最大の目的であるから、そう簡単にはいかない。
気持ちを強く持っていこう。
加害者は、僕の母親だ。
恋人や、僕自身ではない。
それだけは忘れてはならない。