kenpi20の灰色マインドマップ日記

にわか作家志望(某メーカー研究職、新入社員)による、現状把握・思考整理

【仕事】「メーカーの研究開発職」から「某県庁公務員(事務系)」への転職のモデルケースとして

 

今日は、転職して3ヶ月経った今の雑感を書こうと思う。 


「メーカーの研究開発職(技術職)」から「某県庁公務員(文系職)」への転職のモデルケースとして。

 


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先に結果だけ書くと以下のようになる。 

 


・仕事の負荷が格段に減った(忙しい職場もあるあらしいが)。 

・公務員はやはり、良くも悪くもルール重視である。 

 


言うまでもなく、今の職場のみに対しての意見なのであまり大きく捉えないように。

 

 

 

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具体的に、何がどう変わったのか見ていこう。

 

 

何より変わったのは、前の職場が極端に忙しかった(難しかった)が、今の職場が極端に楽だという点だ。

 


まず前の職場(某メーカーの研究開発職)は、忙しいし、難易度が高かった。 

企画課や生産現場から「こういう商品(機械)が欲しいので、作ってほしい」 (例えば、「柔らかい物を1秒間に1個のペースで持ち上げるもの」)

と言われて、それを何人かで考えて、作る仕事。  

今までに無いものを作る仕事なので、例えば「三本指のロボットでいけるか?」と考えて作ってみて、結果失敗、なんてこともよくあった。 

どこかに正解が書いてある訳ではないので、とても頭を使うし、真面目にやっても成功するか分からないので、緊張しっぱなしだった。 

人によっては、これにやりがいを感じるだろう。 

 

 

 

今の職場(某役所の事務仕事)は逆で、忙しくないし、関連法律さえ理解していれば難しくはない。 

何かしら問題が起きている案件(例えば、「ある地区の住人が立ち退きに反対している」「税金についてクレームが来ている」等)が渡され、それを法律に則って対応していく仕事。 

こうした案件は、途中の進め方(例えば住人に対する具体的な話し方)に多少のオリジナリティを持つことは出来るが、最終的な処理内容は法律に全て則るしかないので、自己判断の余地はなく、大きな失敗はない。 

正解がはっきり文書で明示されているので、覚えてしまえば頭を使う機会は少ないし、失敗もありえず、緊張する場面はない。 仕事にかかる時間も大体予想できる。

人によっては、これを退屈と感じるだろう。

 

 

 

※説明のために「ロボット」「クレーム」といった言葉を用いたが、これは単なる例であり、実際に僕が業務でロボットやクレームに触れることはない。

 


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二つの仕事の具体的な違いは分かって頂けただろうか。 

これらをどう感じるか、どちらの方が合っているかは人それぞれだ。 

 


前の職場は、離職者もそれなりに居たが、心底仕事を楽しんでいる者も多かった。 

忙しくはあったが、クリエイティブな仕事だし、やりがいはあった。 

僕自身も、徹夜で装置を作り上げて大きな実績(会社の利益)に貢献した時は、達成感を得られた。誤解を恐れずに言うが、「がむしゃらに働くこと」を望んでいる人間も多少は存在するのだ。  

 


ただ僕は、それよりも「睡眠時間を確保できること」「確かな休日があり、恋人・妻と過ごせること」「家事や趣味に気を向けられること」を選んだ。それだけの話だ。 

 


僕は理工系の院卒なので、経歴を使わないという意味では勿体ないという気持ちもあった。生涯賃金も下がっただろう(残業代、出張代を差し引けばどちらが得か分からないが)。  

 


しかし、三ヶ月か経った今、後悔は特にない。 

定時で帰れること、仕事で無理を言われないこと、住みたい町で暮らせることが本当に嬉しい。 

これが今の僕の偽りない心情である。 

 


ただ公務員の常として、ローテーションと称して数年で異動となるので、今の状況がいつまでも続くとは思えない。 

 

だが、それも含めて大きな不安はない。

これほど心穏やかに過ごせている日々は、人生で初めてである。

 


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※最後に、話は変わるが、「県庁の業務」にはどのような種類があるのかをざっくり書いておこう。 

 


県庁の勤務地は大きく分けて二つ、「本庁勤め」と「それ以外」がある。 

 


「本庁」とは○○県庁という建物そのもののことだ。ここに勤めている人間は、多くの方が想像する通り、その県全体を運営するための仕事(条例の草案を作ったり、大きな建設・イベントの運営など)を行なっている。  

一般的に、本庁での仕事は組織の中枢を担うものであり、忙しい傾向にある。 

※とはいえ今のご時世、サービス残業はあまり聞かない。

 

 

 

一方「それ以外」とは、県庁以外の県の施設(県の税事務所、県立高校、浄水場、県立動物園や美術館、その他)で働く仕事のこと。 

県庁よりも現場に近い仕事であり、忙しくない場合が多い。また、ルーティーンの中で行うような業務が多い。 

 


誤解を恐れずに書くと、本庁勤めの方が、一般的に「エリート」と言われるような仕事だ。つまり民間で言うところの本庁のようなもの。 

 

ただ本庁とその他は完全に分かれているわけではなく、例えば数年「その他」で働いた後に本庁に行ったり、本庁で働いてからその他に行ったり、それらを繰り返すこともある。 

 

こうした動きは、上層部のポジティブな思惑があるのか、ネガティブな思惑があるのか、それとも単なる人数の整理なのか、色々なケースがあり一概には言えない。 

 

ただ一般的に、大卒や院卒の枠で入った者は、最終的に本庁勤めとなることが多いようだ。 

 

 

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長々書いたが、僕個人としては、人生は大きく好転した。転職して良かったと思っている。 

 


しかし貴方は僕ではない。転職の時期も違う。 

貴方がどうなるかの保証は僕には出来ない。 

よく考えて決断して頂きたい。どんなに考えても結論は出ないしリスクを負うしかないのだが、 

将来について真剣に考えた時間は、決して無駄にはならない。