会社に入って丸一年が経ったが、会社を辞めることばかり考えている。
今回は、結局どうするのか、というのを整理する意味で、今の気持ちを描いておきたい。
結論などは特に用意していません。
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まず、現状は簡単に。
26歳の大手メーカー研究職2年目。大学院での専攻は機械で、今のそれに近い仕事をしている。
では、なぜ辞めたいのか?
理由はいくつかある。
①仕事がつまらない
(学歴の専攻に沿ったものだが、そもそもその専攻は就職のために選んだもので、好きな訳ではない)
②田舎の研究所に勤務している(今後も転勤族になりそう)
③社内の空気が体育会系で合っていないように思う
そして一番の問題は、このままでは、これらの問題が今後ずっと解決しそうにない、という点だ。
これらを解決する方法は以下のように考えている。
①仕事がつまらない点の解決策
→ 別の職種に異動願を出す。もしくは、別の職種に転職する。
②転勤族になる点の解決策
→ 転勤のない職種に転職する。もしくは、転勤のない会社の転職する。
③社内の空気に対する解決法
→ 不明。社内空気が、職種に依存するのか、会社に依存するのか、よく分からないため。
これらの解決策の具体案は以下のとおり
(A)社内で他業種に異動願い
→仕事内容は改善されるかも。転勤・社内空気は不明
(B)技術系の公務員
→転勤はなくなる。仕事は望みのものではない
(C)同職種の他企業へ転職
→社内空気が変わるかも。仕事内容と転勤の点は解決されない
(D)他職種の他企業へ転職
→まず実現可能か不明。吟味すれば仕事内容・転勤は解決できるか
(E)文系就職として転職
→今から新人扱いなので、給与が著しく下がる。生活できるか不明。
吟味すれば仕事内容・転勤は解決できるか
以上の点から、ひとまず、「 (A)社内で他業種に異動願い」を出し、
可能そうであればその後に「(D)他企業へ転職」してみようかと考えている。
いきなり他職種は難しそうなので、社内で経験を積めれば、という考えだ。
もしその過程で心が折れそうだったら、「(B)技術系の公務員」を目指す道も残しておく。
以上が今考えていることだ。
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以下は、もっと抽象的な、人生についての話。
これまでの話をまとめると、
「人生は、どこまで我慢するべきなのか?」
という問いに帰着できる。
僕は学生時代、とにかくたくさん我慢しなければならないと信じていた。
なので、やりたくない機械系の仕事につき、
やりたくない転勤族になることを選んだ。
しかしなってみると、これが思ったよりもしんどい。
何のためにこんな我慢をしているのか、まったく分からない。
終わりのない罰ゲームを受けている気分だ。*1
そういう訳で、もう少し楽に、我慢せずに生きてもいいのではないか? と感じている。
だが一方で、人生の先人たちは、「人生は辛いものだ」と喜々として語ってくる。
どうなのだろうか。生まれ育った関東に住み続けることは、そんなに我儘なのだろうか。
仕事の内容を選ぶことは、そんなに我儘なのだろうか。
我儘を言いすぎたらどうなるのだろうか。死ぬのだろうか。
でも、我慢ばかりしていても(精神的に)生きていけそうにない。これは入社してから分かったことだが、この仕事を続けることは多分できない。
おそらく、「人生には、このくらいの我慢で十分」というラインがあるはずだ。
(もちろんそれは人によって違う)
で、健康的な人というのは、どこかでそのラインを知っているのだと思う。
だけど僕には分からない。
どのくらい我儘を言っていいのか、これから少しづつ探っていこうと思う。
もう遅いかもしれないけれど。
*1:仕事内容に関しては、内容がひどいというよりは、機械に興味がない自分との相性が悪い