昨日の夜、「明日はバイトがあるから早く寝よう」と思っていたのだが、
ベッドの中で自分の書いている小説について考えていたら、
描きたい気持ちがむくむくと湧いてきたので、起きて何時間か書いた。
楽しかった。
これは小説の出来とは全く関係のないのだが、久しぶりに根源的で健康的な幸福を感じ
られたと思う。
昔、有栖川有栖が
「推理小説の続きが気になって徹夜する際の幸福は、ミステリマニアの特権だ」
と語っていた。
これは本当にその通りだと思う。
マニアになることの最大にして唯一のメリットが「徹夜する幸福」だ。
「小説を書く」ことそのものの面白さはもこれに近い。
物を書く(ことが好きな)人の特権だ。
この特権を見逃す手はない。