昨日と一昨日のパズル記事の影響で、アクセス数が伸びている。
おそらく人気のアプリだったのだろう。
もしその中の数名が本ブログの他の記事を見たら、その脈絡の無さと暗さに驚くだろう、と想像すると少し笑える。
そんな事を考えながら、今日はアクセス数を稼ぐ方法とその意味(の無さ)について、少し考えてみる。
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素人がアクセス数を稼ぐ最も簡単・有力な方法は、他の人気コンテンツに乗っかることだろう。
例えば人気ゲームの感想を書いたり、新商品のレビューをしたり、話題のニュースについて書いたりということだ。
ただの感想でも良いだろうが、著作権を侵害するような内容のほうがアクセス数は稼げるだろう。
現にそういうサイトが人気を得ている。
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そういう記事を書く際のポイントとして、人気の「固有名詞」を出すことが重要であろう。
何故なら、ネットユーザーのほとんどは検索サイトから各サイトにたどり着くからだ。
そのため、記事タイトルは「研究者のモラルについて」ではなく、「第二の○○氏を作らないために」等と書いたほうがアクセス数は稼げる。
いかに検索に引っかかるか、検索されそうな固有名詞を入れるかが鍵となるだろう。
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ちなみに、「見やすいサイトデザイン」や「読みやすい文体」「それっぽい写真」などは、個人サイトにおいてはおそらく効果は薄い。
何故なら、定期購読者やランキングライトからの訪問者の数は相対的に少ないからだ。
もちろん、「だから定期行動者は無価値だ」と言っている訳ではなく、むしろ逆に「だからアクセス数など無価値だ」と言っているのだ。念のため。
固有名詞の選ぶ上で重要な要素の1つは、「適度にマイナーであること」だ。
例えば、今話題の「日本エレキテル連合」や「ISS 3Dプリンタ」なんていう固有名詞を入れても、検索結果として個人サイトが上位に現れる可能性は著しく低い。
そうではなく、例えばパソコンの型番とか、数十年前に流行ったものとか、そういう「他の人が書かなそうな固有名詞」が良い。
だが、本当に誰にも興味のない名詞は誰にも検索されないので、そのさじ加減が重要だ。
とはいえ、全く検索されないということはないだろう。
マイナーな単語を地道に書いていけばアクセス数は増えると思われる。
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如何だろうか。
アクセス数というものが、いかに内容の面白さと相関が低いかが理解して頂けただろうか。
押井守監督は「1本の映画を100万人が1回観るのも、1万人が100回観るのも同じ」と発言したらしいが、僕にとってはむしろ後者のほうが価値が有るように感じる。
前者を善とするのは商業主義に浸った価値観であり、個人の、しかも広告収入すらない本ブログがそれを目指す理由はない。
パズルはたまたま好きだったから解いただけだ。それ以上の意味は無い。
明日からまた、検索に引っかからない、固有名詞の少ない日記を書いていくだろう。