ようやく気分が少し回復してきた.
原因は特に無く,やはり周期的なものなのだろうと思う.
前にも似たことを書いたが,精神状態というのは液面のようなもので,
外乱によって簡単に乱れる.それを正すには時間経過を待つしかない.
いかなる情報であっても,新たな外乱は新たな乱れを生むだけだ.
願わくば,精神がが塑性変形ではありませんように.
こればかりは神のみぞ知る,だ.
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気分転換がしたくて,しかしお金を持っていないので,
ネットレーベルの曲を聞いていた.
ネットレーベルとは,簡単にいえばネット上で活動している音楽集団のことで,その楽曲の殆どはネット上で無料で聞ける(らしい).
僕は音楽の素養が全くなく,系譜も理論も全く知らない.
青春を捧げたバンドも特に居ない.
でもだからこそ,純粋に音の羅列を楽しめるという側面もあると思う.
要するに,僕にとって音楽は,自分の人生から最も遠いもののひとつなのだ.
だから,現実逃避にはもってこいだし,何より僕みたいな馬鹿でも楽しめるので,重宝している.*1
僕は作者のことも調べたりもせず,単に曲を曲として聞いている.距離がある.それが良い.おそらく僕の音楽に対する感情は純粋だ,と思う.
良かった楽曲をひとつ.
172 : ANNA IZUS 『AN/EP』: 迷われレコード(mayoware record)
これが良かった.
特に「05,TWINKLENOISE」が良かった.
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僕は「貧困を楽しもう」と思えるほどポジティブでもないし,
「気分が沈んだ時ほど,良いものが作れるチャンスだ」とかいう部外者の意見を聞き入れるほど馬鹿でもない.
僕は一刻も早く貧困を抜け出したいし,出来ることなら,いつも楽しい気分で生きていたい.
今の僕にできることは,水面の乱れが引くのをじっと待つことと,あらゆる外乱を避けることだけだ.
そのための時間稼ぎに全精力を注ごう.
※過去の関連記事
【日記】 気分の上がり下がりは、水面の乱れに似ている - kenpi20の灰色マインドマップ日記
*1:「お前が音楽を楽しめるのは,親が健康な体で産んでくれたからだ.親に感謝しろ,この親不孝者!」と,僕の中の母親が喚いている.死ね.