kenpi20の灰色マインドマップ日記

にわか作家志望(某メーカー研究職、新入社員)による、現状把握・思考整理

【日記】 生まれ故郷の風景が重機によって破壊される

 

家の近くの駅が改装されるらしい。

 
あまり詳しくは書けないけれど、駅全体に関わる大規模な工事で、数年後には駅前はまったく違った景色になるそうだ。
 
そういえば、僕の母校である小学校も、統廃合により無くなるらしい。
数年後には建物が壊され、国の施設が新設されるとかされないとか。
 
僕は来年から別の町で一人暮らしをする予定だから、他所で生活しているうちにこの街は様変わりしていくわけだ。
 
僕が育ったこの風景は、あと数年で消失する。
 
 
 
正直言って、せいせいする。
この街では何一つ良いことがなかった。この街の古い風景が消え失せることで、少しでも早く僕の思い出も消えてくれればいい。
 
 
こういうことを公に言うと、「生まれ故郷を大切にしない奴は人間のクズだ」みたいな意見が必ず出る。
僕に言わせれば、相手の状況も知らずにそんなことを言う奴のほうが「人間のクズ」なので、まあお互い様だ。
とはいえ、上司などに嫌われたくはないので外ではあまり言わない。
 
「生まれ故郷を大事に思えないなんて可哀相」という意見もあるだろう。
僕は、生まれ故郷を大事に思った経験がないので、自分が本当に可哀相なのかよく分からない。
まあ、可哀相であっても状況が変わらない訳ではないので、どうでもいい。
 
 
僕は、自分の人生はこの街を出た時から始まるのだと想っている。
今の生活は、何の意味もない茶番だ。こんなものが人生の本番であってたまるか。
 
一人暮らしを始めたら、服もバッグも全て新調して、精神的に過去を断ち切ろうと思う。
おびただしい数の重機が、僕の思い出を破壊してくれる風景を想像して、僕はわくわくする。