kenpi20の灰色マインドマップ日記

都内で暮らす会社員のライフログ、現状把握、自己分析

【日記】 「人為的な目標設定」という生き方の限界

 

数年前に似た精神状態になっている。もちろん悪い意味でだ。


以前、僕は日々の生活にノルマを課していた。

それは大学や他者に言われたものではなく、自分の中の決め事だ。

学業は一日n時間以上、読者はn時間以上、執筆はn時間以上といった具合に決まっており、それらは全てエクセルに打ち込まれ管理されていた。

作業だけでなく、睡眠時間、摂取カロリー、運動量、歩数、体重、貯蓄といった様々なデータを常に取得・修正していた。

 

ノルマは当初、ぎりぎり達成できる程度に設定し、

一度でも達成できたら、「自分に甘えている」としてより厳しくした。

そうしているうちに僕はノルマを達成できなくなり、その足りない分は当然次の日へ

と持ち越された。

 

そのうち持ち越された分が借金の利子のようにどんどんかさんでいき、僕は心が押し

つぶされるような感覚を覚えた。

そして、このノルマ計画自体が僕の精神を脅かす原因だと考え、エクセルデータを消去した。

 

 

さて、ここ数日、僕はその時の状況にかなり近くなっている。

作業時間をストップウォッチで測定している。そしてそれが目標値を超えることに喜びを見出している。

 


何故このようなことをするのか?

それはすなわち、人生に目標がないからだ。

 

 

「いつかお金持ちになりたい」という人は、貯蓄額だけを見ていればいい。

「恋人を大事にしたい」という人は、それだけを考えていればいい。

しかし僕にはそれがない。

だから、人為的に目標を設定するしかない。生きる指針を自分で作り、自分を騙すしか無い。

 

無意識下で、そういう働きかけがあったのだと思う。

しかしそんなものは欺瞞に過ぎない。

それに気付いてしまった以上、この計画はもはや効力を失う。

 


それとも健康な人間は、目標など無くても生きられるのだろうか?

そもそも目標を必要としていること自体が不健康なのだろうか?

 

分からない。

頭が重くて思考もまとまらないので明日カウンセリングの先生と話をしてみようと思う。