kenpi20の灰色マインドマップ日記

にわか作家志望(某メーカー研究職、新入社員)による、現状把握・思考整理

【日記】 「就職に有利だから」という理由で機械科に進学したこと

 

以前にも書いたが、僕は今の自分の専門である「機械工学」にあまり思い入れがない。
そもそも機械科に進学した理由は、「就職に有利だから」というだけだった。

※その決断の是非については、また別の機会に。

 

 

だが先日、テレビで芸人のビートたけしさんが以下のような話をしていた。

 

「自分の仕事(芸人や映画監督)は、羨ましがられることが多い。しかし自分は若いころ、機械系の技術者になりたかった。社会的に成功した(と言われる)今でも、それが叶わなかったことが頭にある」

 

(※『数学者になりたかった』という発言も見られるが、氏は機械工学科出身であるし、機械系技術者の話もあながち嘘ではないだろう)

 

この話は、僕にはかなり意外だった。

「機械系の技術者」という仕事に憧れている人、という存在に気づけなかったからだ。

 

しかし実際の所、「機械系の技術者」という仕事の人気の度合いにかかわらず、氏にとってこの仕事は特別なものらしい。

まあそれはある意味当たり前の話で、人々は皆、自分固有の夢というものを持っているのだ。

 

だから、就職に有利だからという理由で機械科を選んだ僕は、同世代のある人間の夢を潰したのかもしれないな、と思った。

 

ドライな見方をすれば、大学(院)に選ばれたのは「就職に有利だからという理由で機械科を選んだ僕」のほうであった訳で、就職の件だって立派な志望動機なのだから、僕が悪いことをしたという訳ではない。

 

しかし、僕の「就職に有利だから」という考えはどれだけ軽いものだったのか――僕にとって自分の人生がどれだけ軽いものなのか――を考えると、やはり少し胸が痛いものがある。

 

生きる気が無いのなら、椅子取りゲームに最初から参加すべきではなかったのかもしれない。

などと、またお得意の自己嫌悪に浸っているのである。